「ショートアームの投げ方って、本当に効果があるのかな・・・」と疑問に思う方もいますよね。
また「初心者でも簡単に習得できるのか不安だな」と感じている方もいるかもしれません。
どんな投げ方が効果的なのか、具体的なテクニックを知りたいと思っている方も多いと思います。このような疑問を解消するために、是非この記事を読んでみて下さいね。
効果的なショートアームの投げ方を学べば、すぐに実践できるようになると思います。
そこで今回はショートアームの投げ方に興味を持つ方に向けて、
- ショートアームの基本的な投げ方
- 初心者でも取り組みやすい練習法
- 投手が使う最新テクニック
上記について、私の経験を交えながら解説していきたいと思います。。

ショートアームの投げ方の基本
数年前からメジャーリーガーが取り入れた事によって話題になった「ショートアーム」。最近では日本のプロ野球のピッチャーも取り入れる選手が増えてきましたよね。
一体どんな特徴があるのでしょうか?特徴と効果的な理由について解説していきたいと思います。
- ショートアームの特徴とは?
- ショートアームが効果的な理由
それでは1つ1つ見ていきたいと思います。
ショートアームの特徴とは?
ショートアームの特徴というのは、投球時に腕をたたむように使う事によって、より短時間で投げる動作を完了させる事ができる投法なんですね。
この技術は通常の投げ方と比べて腕の振り幅が小さく、コンパクトな動きを意識する点が特徴です。結果として、投球モーションが速くなり、打者に対してタイミングを外す事も可能です。
「投げる時に腕を大きく振るのが普通だと思っていたけれど、ショートアームは違うんだ・・・」と感じているという方もいると思います。
ショートアーム投法は、特にクイックモーションが求められる場面や素早い投球が求められる際に効果を発揮します。肩や肘にかかる負担を軽減するので、肩を柔らかく使う事が重要です。
リリースポイントが一定しやすく、コントロールが安定するのもショートアームの利点です。
このようにショートアームは投球のスピードと精度を向上させるための効果的な投法であり、特にクイックな動作が必要な場面で非常に役立つんですね。
ショートアームが効果的な理由
ショートアームが効果的な理由は、肩や肘への負担が格段に減るからなんですね。
さらにショートアームとは、肘を身体に近づけた状態で投げる方法なので、腕を振る距離が短くなるので、ボールのリリースが速くなると言われております。
この結果、バッターにとっては球の出所が見えにくくなり、打ちにくくなるんですね。
もしかすると、「球威が増した」と感じるバッターも多いかもしれません。
また、ショートアームは身体の中心線に沿って腕を動かすので、投球のコントロールも向上します。ストライクゾーンへの投球精度が上がるので、ピッチャーとしての信頼性が増します。
さらにこの投法は体力を温存しやすく、長時間の投球でも疲れにくいという利点があります。
ただ、ショートアームと言っても多少なりともに肩や肘に負担がかかるので、これを防ぐためにはしっかりとしたウォームアップとストレッチが必要不可欠になります。
ショートアームは、肩や肘の怪我をしたくなかったり、コントロールを今よりも良くしたいピッチャーにとって非常に効果的な投法というわけなんですね。

ショートアームの投げ方をマスターするステップ
ショートアームの投げ方をマスターするには、下記の3つのステップがあります。
- 正しいフォームの確認方法
- 投球時の手首の使い方
- リリースポイントを安定させるコツ
それでは1つ1つ見ていきたいと思います。
正しいフォームの確認方法
正しいフォームの確認方法は、ショートアーム投法をマスターするための重要なステップです。
まず、基本的な姿勢を確認しましょう。投球時には肩幅程度に足を開き、体重を均等にかける事が大切です。「自分の身体が安定しているか不安に感じる・・・」という方もいると思います。
そこで鏡を使って自分の姿勢をチェックする事をオススメします。
次に腕の動きに注目します。ショートアームでは、肘を肩の高さより少し下に保って、肘から先をコンパクトに動かす事がポイントなんですね。
これにより、腕の振り幅が小さくなり、スピードと精度が向上します。投球フォームを動画で撮影して、専門家にチェックしてもらうのも効果的な方法だと思います。
最後にフォームの確認は1度きりではなく、定期的に行なう事が重要なんですね。これにより、身体の癖やフォームのズレを早期に修正できて、安定した投球が可能になります。
正しいフォームを維持する事によって、ショートアーム投法の効果を最大限に引き出せます。
投球時の手首の使い方
投球時の手首の使い方は、ショートアームの投げ方をマスターする上で非常に重要になってきます。手首の使い方次第で、球速やコントロールが大きく変わるんですね。
ショートアームでは、手首の柔軟性とスナップが求められます。このスナップは、投球の最後の瞬間に手首を素早く返す動作を指し、これによりボールに回転が加わり、球速が増すんですね。
「手首をどう動かせばいいのか分からない・・・」と感じる方もいると思いますが、これは練習で改善できます。まず、手首の柔軟性を高めるために、ストレッチを日常的に行ないましょう。
次に軽いボールを使ってスナップの練習を繰り返す事が効果的です。具体的には、壁に向かって軽くボールを投げ、手首を返す感覚を身に付ける練習が有効です。
これを繰り返す事で、手首のスナップが自然にできるようになります。要するに手首の使い方を意識して練習する事で、ショートアームの投球がより効果的に行えるようになるんですね。
リリースポイントを安定させるコツ
リリースポイントを安定させるためには、まず投球動作の一貫性を意識する事が重要です。
リリースポイントというのは、ボールが手から離れる瞬間の位置を指し、この位置が安定していると投球のコントロールが向上すると言われているんですね。
具体的には投球時の身体の軸をしっかりと保ち、腕の振りを一定にする事が求められます。投球練習の際には、毎回同じフォームで投げる事を心掛けると良いですね。
また、リリースポイントを確認するためには、ビデオ撮影が有効です。自分の投球を撮影し、リリースの瞬間を確認する事によって、フォームの改善点を見つける事ができるんですね。
キャッチボールやピッチング練習の際に、意識的にリリースポイントを確認する事も効果的です。
「自分の投球が安定しない・・・」と感じる方も、これらの方法を試す事で改善が期待できます。
要点として、リリースポイントの安定には、投球フォームの一貫性とビデオによる自己確認が有効なんですね。これにより、投球の精度と安定性が向上するというわけなんですね。

ショートアーム投法のメリット
ショートアームの投げ方は、取り入れる事によってどのようなメリットがあるのでしょうか?
下記の3つのメリットがあると言われております。
- ボールに伝えるパワーのロスが減らしやすくなる
- 制球力が向上しやすくなる
- 肩や肘の負担を軽減しやすくなる
それでは1つ1つ見ていきたいと思います。
ボールに伝えるパワーのロスを減らしやすくなる
ショートアームは、投球時に腕をコンパクトに使う投法ですが、腕を大きく振り上げずに投げるので、リリースのタイミングが取りやすいと言われているんですね。
リリースの時にボールに伝えるパワーのロス無く投げる事ができるというわけなんですね。
通常の投げ方だと、腕を引くような形のテイクバックになってしまい、トップを作るまでに背中側に腕を引き過ぎてしまうんですね。
そうなると、リリースのタイミングを合わなくなってしまい、パワーのロスに繋がるんですね。
ショートアームであれば、身体の動きに合わせてトップまでコンパクトに持ってくるので、パワーのロスが少なくなりやすいんですね。
制球力が向上しやすくなる
ショートアームでは、ボールに伝えるパワーのロスを減らしやすくなるのと同時に身体のブレも少なくなるので、制球力も向上しやすくなると言われております。
つまり、投げたい方向とパワーの方向が一致するので、制球のブレも少なくなるんですね。
さらに踏み込み足が地面に付く時にはトップを作れているので、体重移動と同時にリリースができます。あまり腕を意識せずに投げられるので、結果としてコントロールが良くなるんですね。
肩や肘の負担を軽減しやすくなる
ショートアームの最大のメリットは、肩・肘への負担を軽減しやすくなる事です。
ショートアームは、投球時に腕をコンパクトに使うという投げ方なので、これにより肩や肘への負担を減らしやすくしてくれるというわけなんですね。
大きく腕を回すフォームだとリリースのタイミングがズレた時に、どうしても肩・肘への負担は掛かってしまいます。でも、ショートアームであれば、リリース時にタイミングがズレる確率は格段に下がるので、結果として肩・肘への負担を軽減する事ができるんですね。
「これまで何度も肩や肘を怪我しているので肩や肘への負担を減らしたい・・・」と思っているという方には、ショートアーム投法は魅力的な選択肢になると思います。
また、投球動作も少し小さくなるので、身体全体への負担も軽減されるので、長いイニングの投球での疲労が少なくて済むというメリットもあるんですね。
これらの点からショートアーム投法は肩や肘を1度壊していて、もう肩や肘を怪我したくない投手にとっては非常に有利な技術を言えると思います。
ショートアーム投法のデメリット
メリットが多いと思われるショートアームの投げ方ですが、もちろんデメリットもあります。メリットとデメリットを両方をしっかりと理解しておく必要があるんですね。
ここではショートアームのデメリットについて解説していきたいと思います。
- 球威が落ちてしまう可能性がある
- 野手投げのような形になってしまう可能性がある
それでは1つ1つ見ていきたいと思います。
球威が落ちてしまう可能性がある
ショートアームのデメリットとしては、球威が落ちる可能性があるという事ですね。
やはり、これまで小さい頃から慣れ親しんでいた投球フォームを変更するという事になると、ボールに上手く力を伝えられなくなる事もあるんですね。
ずっと腕を大きく使って投げる事に慣れてしまっている人は、ショートアームは難しいかもしれないですね。フォームが合わなければ、必然的に球威が無くなってしまう結果になると思います。
ただ、最近の傾向としてはピッチャーもしっかり上半身のウエイトトレーニングに取り組んでいる選手が多いという事で、ショートアームに合いやすい選手も増えてきたそうです。
ショートアームで結果を残している選手としては、下記のような選手などですが、やはりしっかりトレーニングを積んでいる選手が多いですよね。
- 大谷翔平選手
- ダルビッシュ有選手
- 山下舜平大選手
- トレバー・バウアー選手
さらに多くのメジャーリーガーが球威を落とす事になくショートアームを取り入れております。ただ、ショートアームが合うか合わないは人それぞれなんですね。
野手投げのような形になってしまう可能性がある
ショートアームの投げ方は、野手投げのような形になってしまう可能性があります。
テイクバックをコンパクトにしようとする意識が強過ぎて、見た目だけを小さくしまうと、腕を加速させる距離が十分に取れないという事態になってしまうんですね。
そうなると、野手のショートスローのような手先で投げるような形になりかねません。
腕と肩甲骨の位置関係としては、この2つのラインが一致している状態が望ましいと言われております。ショートアームだからと言って、腕と肩甲骨の位置関係はしっかりと保つ必要があります。
つまり、腕と肩甲骨のラインをしっかり保った上でショートアームにしないと、手投げになってしまったり、投げ急ぎのような投げ方になってしまうんですね。
そうなると、球威も落ちてしまいますし、制球力の向上も望めないという事なんですね。

ショートアーム投法を取り入れた練習法
ショートアームを実際に取り入れたい時の練習方法について解説していきたいと思います。
- 日常的にできるトレーニング
- チーム練習での応用方法
それでは1つ1つ見ていきたいと思います。
日常的にできるトレーニング
ショートアーム投法を習得するためには、日常的にできるトレーニングが重要です。まず、肩や腕の柔軟性を高めるストレッチを毎日行なう事が基本です。
特に肩甲骨周りのストレッチは、投球時の可動域を広げるために欠かせないんですね。「肩が硬いかもしれない・・・」と感じる方も、無理のない範囲で続ける事で徐々に柔軟性が向上します。
次に軽いダンベルやゴムチューブを使った筋力トレーニングを取り入れると良いですね。これにより、肩や腕の筋力を強化し、安定した投球フォームを維持しやすくなるんですね。
また、壁を使ったシャドーピッチングも効果的なんですね。壁に向かって軽く投げる事によって、フォームのチェックとリリースポイントの安定化を図る事ができるんですね。
最後に日常生活の中で姿勢を意識する事も大切です。
良い姿勢は投球時のバランスを保つ助けになります。これらのトレーニングを日々の習慣に取り入れる事で、ショートアーム投法が自然に身に付き、スムーズな投球が可能になるでしょう。
チーム練習での応用方法
チーム練習でのショートアーム投法の応用方法は、投手全体のスキル向上に役立ちます。
まず、ウォーミングアップの一環として、ショートアーム投法を取り入れる事によって、肩や肘の負担を軽減しながら正確な投球を目指す事ができるんですね。
具体的にはキャッチボールの際にショートアームの投げ方を意識して、投球距離を徐々に伸ばしていくという練習が非常に効果的なんですね。
「自分にはまだ長い距離を投げるのは難しいかもしれない・・・」と感じている方も、短い距離から始める事によって徐々に自信を付けられると思います。
また、ピッチング練習では、ショートアームを用いた投球を繰り返し行ない、どこでリリースをすれば良いのかを自分でチェックしながら、リリースポイントの安定を図ります。
コーチやチームメイトと共にビデオを撮影して、フォームを確認する事もオススメだと思います。これにより、正しいフォームの習得がスムーズになるんですね。
最後にゲーム形式の練習で実際のプレーに応用し、試合での使用感を確認する事も重要です。これらの方法を通じて、チーム全体でショートアーム投法を効果的に習得できると思います。

ショートアーム投法に関するよくある質問
ショートアーム投法に関する質問をいくつか紹介したいと思います。
- ショートアームは初心者でもできる?
- ショートアームとロングアームの違いは?
それでは1つ1つ見ていきたいと思います。
ショートアームは初心者でもできる?
ショートアームは初心者でも取り組む事ができるんですね。ショートアームとは、腕をコンパクトに使って投げる技術で、特に野球のピッチャーにおいて注目されております。
ショートアームの魅力は、腕の振り幅が小さくなる事によって、肩・肘の負担を軽減してくれたり、コントロールが良くなったりする点にあるんですね。
「初心者でも上手くできるのだろうか・・・」と不安に感じるかもしれません。しかし、ショートアームはシンプルな動作なので、基本をしっかりと押さえる事で、初心者でも習得が可能です。
まず、ショートアームを習得するためには、正しいフォームを身に付ける事が重要です。肩や肘の位置を意識し、無理のない範囲で腕を振る練習を繰り返しましょう。
また、手首の使い方やボールのリリースポイントを一定にする事も大切です。これにより、投球フォームの安定性が増して、コントロールの精度も向上するんですね。
初心者の方は、まずは低い速度から始めて、徐々にスピードを上げていく事をオススメします。
要するにショートアームは初心者でも基本を押さえる事によって習得する事が可能であり、練習を重ねる事でスピードと精度を向上させる事ができるというわけなんですね。
ショートアームとロングアームの違いは?
ショートアームとロングアームの違いは、投球時の腕の動きとその効果にあります。
ショートアームは、肘をあまり引かずにコンパクトに腕を振る投げ方です。これにより、リリースポイントが安定しやすくなって、コントロールが良くなると言われております。
さらに肩や肘への負担が軽減される投げ方と言われているんですね。
「コントロールを改善したい・・・」「肩や肘の怪我をしたくない・・・」と考えている方にとって、ショートアームという投げ方は非常に魅力的な選択肢だと思います。
一方、ロングアームは、肘を大きく引いて腕を大きく振る投げ方です。これにより、ショートアームより出力が出ますので、投球のスピードが上がりやすくなります。
ショートアームで投げてみて、リリースのタイミングが合わない選手にとっては、ロングアームで投げた方が適している事が多いと言われております。
ただし、トップの時に腕が上がり切っていない状態で投げてしまうと、肩や肘に大きな負担が掛かって怪我に繋がってしまうので注意が必要なんですね。
どちらが良いとか悪いとかは特に無く、基準としてはリリースのタイミングが合っているかどうかで判断するのが良いのかなと思います。投げやすい方で投げるのが良いと思います。
投球スタイルに合った方法を選ぶ事が、効果的な投球に繋がると思います。

まとめ:ショートアームはメリットが多いけど合わない人もいる
今回は、ショートアームの投げ方を学びたい方に向けて、
- ショートアーム投法の基本的な技術
- 投手が使う最新のテクニック
- 効果的な練習方法
上記について、私の経験を交えながら解説させて頂きました。
ショートアーム投法は、特に初心者の方にとっては難しく感じるかもしれません。しかし、その効果的な技術を身に付ける事で、ピッチャーとしての能力を大きく向上させる事ができると思います。
あなたが今、技術の向上に悩んでいるなら、その努力は必ず報われると思います。これからの練習において、今回学んだテクニックを是非試してみて下さいね。
これまでの努力は決して無駄ではありません。あなたの経験は確実に成長の糧となります。未来に向けて、あなたのピッチャーとしての可能性は無限に広がっています。
自信を持って取り組んでいきましょう。具体的な練習を重ねて、ショートアーム投法をマスターする事によって、あなたの成功を心から応援しています。
