「球速を上げたいけど、どんな筋肉を鍛えればいいのかな・・・」と悩んでいる方もいますよね。投手としてのパフォーマンスを向上させるためには、ただ腕力を鍛えるだけでは不十分です。
「筋肉を鍛える事で本当に球速がアップするのか不安・・・」と感じる方もいるかもしれません。
筋肉の鍛え方次第で、あなたの球速は大きく変わる可能性があります。正しい筋トレを取り入れる事で、球速アップを実現しましょう。そこで今回は球速を向上させたいピッチャーの方に向けて、
- 球速アップに必要な筋肉とは
- 野球ピッチャーにオススメの筋トレ3選
- 筋肉を効果的に鍛えるためのポイント
上記について、解説していきたいと思います。
球速アップを叶える投球動作と筋肉の関係

ここでは球速アップを叶える投球動作と筋肉の関係について解説していきたいと思います。
- 下半身主導で生み出す強大なパワー
- 上半身のしなりを作る柔軟性の重要性
それでは1つ1つ見ていきたいと思います。
下半身主導で生み出す強大なパワー
下半身主導で生み出す強大なパワーは、球速アップに欠かせない要素です。
特にピッチャーの投球動作では、下半身からの力を効率的に上半身に伝える事が重要です。何故なら、投球のエネルギーは地面を蹴る力から始まり、それが身体を通じてボールに伝わるからです。
「自分の球速がなかなか上がらない・・・」と感じている方もいらっしゃると思います。この場合、下半身の筋力が不足している可能性があります。具体的には、下記の3つの筋肉が重要です。
- 大腿四頭筋
- ハムストリングス
- ふくらはぎ
これらの筋肉が強化される事で、より強い地面反力を得られ、結果として球速が向上します。
また、下半身の筋力を高める事によって、投球時のバランスも改善され、フォームが安定します。したがって、球速アップを目指すなら、下半身の筋力トレーニングに重点を置く事が効果的です。
スクワットやランジなどのエクササイズを取り入れる事によって、下半身の力を最大限に活用できるようになります。下半身の強化は、球速アップに直結する重要な要素です。
ちなみに下半身については【球速アップ】下半身主導のフォームで投手を強化!絶対にやるべきトレーニング解説でも解説しておりますので、良かったらご覧になってみて下さいね。

上半身のしなりを作る柔軟性の重要性
上半身のしなりを作る柔軟性は、球速アップにとって非常に重要です。投球時に上半身がしなやかに動く事によって、力を効率的にボールに伝える事ができます。
特に肩甲骨や背中の柔軟性が鍵になるんですね。
肩甲骨が自由に動く事によって、腕の振りがスムーズになり、結果として球速が向上します。柔軟性が不足していると、無理な力が加わりケガの原因にもなりかねません。
「最近、肩が固くて思うように投げられない・・・」と感じている方もいらっしゃると思います。ストレッチやヨガを取り入れる事によって、柔軟性を高める事が可能です。
具体的には、肩甲骨周りを重点的にストレッチする事が有効です。
また、柔軟性を高める事は、フォームの改善にも繋がります。投球動作がスムーズになり、より自然なフォームで投げられるようになると思います。
結果として、無駄な力を使わずに効率的に球速を上げる事ができます。柔軟性を高める事によって、球速アップとともにケガの予防にも繋がるんですね。
ちなみに肩甲骨については球速アップの秘訣は肩甲骨の可動域!腕のしなりを生み出す正しい動かし方【野球】でも解説しておりますので、良かったらご覧になってみて下さいね。

ピッチャーの球速アップに直結する筋肉の部位

ここではピッチャーの球速アップに直結する筋肉の部位について解説していきたいと思います。
- 投球の土台になる足・太ももの筋肉
- 腕の振りを加速させる背中の広背筋
- フォームを安定させる体幹の筋肉
それでは1つ1つ見ていきたいと思います。
投球の土台になる足・太ももの筋肉
投球の土台となる足・太ももの筋肉は、球速アップにおいて非常に重要です。
何故なら、投球動作は下半身から始まり、その力を上半身に伝える事で最大のスピードを生み出すからです。足や太ももの筋肉がしっかりと鍛えられていると、地面を強く蹴る事ができます。
そうする事で、その力がスムーズに身体全体に伝わります。「足が上手く使えていないかもしれない・・・」と感じる方は、まずは下半身の筋力を見直す事が重要になります。
具体的には、下記の2つの筋肉を強化する事が推奨されます。
- 太ももの前側の大腿四頭筋
- 後ろ側のハムストリングス
これらの筋肉が強化されると、足の蹴り出しが力強くなり、投球時の安定感も向上します。
さらに足首やふくらはぎの筋力も強化する事によって、より効率的に地面からの反発力を得る事ができます。これにより、投球の初動がしっかりと安定し、結果として球速の向上に繋がります。
腕の振りを加速させる背中の広背筋
背中の広背筋は、腕の振りを加速させるために非常に重要です。
広背筋というのは背中の大部分を占めており、肩甲骨を引き寄せる動作に関与します。この筋肉が強化されると、投球時に腕を振り抜く力が増し、結果として球速アップに繋がります。
「もっと速い球を投げたい・・・」と感じる方にとって、広背筋の強化は避けて通れない道です。広背筋の強化には、特にチンニング(懸垂)が効果的なんですね。
チンニングは自重を利用して背中全体を鍛える事ができ、特に広背筋を集中的に刺激します。これにより、肩甲骨の動きがスムーズになり、腕の振りがより力強くなります。
さらに広背筋を鍛える事によって肩の安定性も向上し、怪我の予防にも役立ちます。広背筋を鍛える事によって、投球時の腕の振りが速くなり、結果として球速が向上します。
フォームを安定させる体幹の筋肉
体幹の筋肉は、球速アップを目指すピッチャーにとって非常に重要になります。体幹は、胴体部分の筋肉を指し、投球時の安定性や力の伝達に大きく関与します。
例えば、腹筋や背筋がしっかりと鍛えられている事によって、投球動作の際に身体がぶれず、安定した投球フォームを保つ事ができるというわけなんですね。
「投げる時に身体が揺れてしまう・・・」という悩みを抱える方もいらっしゃると思いますが、体幹を鍛える事によってその問題を解決する事ができるんですね。
体幹の筋肉は、上半身と下半身を繋ぐ役割を果たし、力を効率的に伝えるための橋渡しをします。これにより、足から生み出された力を無駄なく腕に伝える事ができ、結果的に球速が向上します。
体幹を強化するためには、下記の2つのエクササイズを取り入れると効果的です。
- プランク
- ロシアンツイスト
体幹の筋肉を鍛える事によって、投球フォームの安定性が向上し、球速アップに繋がります。
ちなみに体幹については【球速アップ】体幹を鍛えてピッチング向上!怪我を防ぐ正しい筋トレ法とは?でも解説しておりますので、良かったらご覧になってみて下さい。

球速アップを目指すピッチャー向け筋トレ3選
ここでは球速アップを目指すピッチャー向け筋トレ3選について解説していきたいと思います。
- 下半身の出力を高めるスクワット
- 背中と腕の連動を促すチンニング
- 全身のパワーを伝えるメディシンボール投げ
それでは1つ1つ見ていきたいと思います。
下半身の出力を高めるスクワット
スクワットは下半身の出力を高めるために非常に効果的なトレーニングです。球速アップを目指すピッチャーにとって、下半身の筋力は投球のパワーを支える基盤になります。
スクワットを行なう事によって、特に太ももの前側にある大腿四頭筋や後ろ側のハムストリングス、そして臀部の筋肉を効率的に鍛える事ができるんですね。
これらの筋肉が強化される事で、「もっと速い球を投げたい・・・」という願いを叶えるための基礎が築かれます。スクワットのポイントとしては、正しいフォームを維持する事が重要です。
フォームとしては、膝がつま先よりも前に出ないようにしましょう。そして、背中をまっすぐに保ちながら行なう事によって、効果的に筋肉を鍛えつつ怪我を防ぐ事ができます。
また、スクワットのバリエーションを取り入れる事で、異なる筋肉群を刺激し、バランスの取れた筋力アップを図る事ができます。これにより、投球時の安定感が増し、球速アップに直結します。
スクワットは、下半身の出力を高め、球速アップに直結するトレーニングです。
背中と腕の連動を促すチンニング
チンニングは、背中と腕を連動させて鍛えるために非常に効果的なトレーニングです。
球速アップを目指すピッチャーにとって、背中の広背筋と腕の筋肉を強化する事は、投球動作における力の伝達をスムーズにし、球速を向上させる鍵になります。
チンニングは自重を利用したトレーニングであり、特に広背筋をしっかりと鍛える事ができます。
広背筋は腕を引き付ける動作で重要な役割を果たし、投球の際に腕の振りを加速させる力を生み出します。「腕の振りがもっと速くならないかな・・・」と感じている方には、特にオススメです。
チンニングを行なう際には、肩幅よりやや広めにバーを握り、身体を持ち上げるように意識しましょう。この動作は、背中と腕の筋肉を同時に使うので、効率的に筋力を強化できます。
初心者の方は、補助を使って少しずつ負荷を増やしていくと良いですね。チンニングを習慣化する事によって、投球時の力強い腕の振りを実現しやすくなります。
全身のパワーを伝えるメディシンボール投げ
メディシンボール投げは、全身のパワーを効率良く伝えるためのトレーニングとして非常に効果的です。特に野球のピッチャーにとって、身体全体の連動性を高める事は球速アップに直結します。
メディシンボール投げでは、下半身の安定性や体幹の強さが求められ、これらが上手く連動する事によって、投球時に必要な力を効率良くボールに伝える事が可能になります。
このトレーニングでは、まず安定した姿勢をとって、メディシンボールを両手で持つようにします。次に下半身の力を使ってボールを前方に投げる動作を行ないます。
この時、体幹をしっかりと使い、腕だけでなく全身を使って投げる事が重要です。
「腕だけで投げるのではなく、身体全体を使うのかもしれない・・・」と感じる方もいらっしゃると思いますが、実際に全身を使う事によってより強力なパワーを発揮できます。
メディシンボール投げは、身体全体の連動性を高め、ピッチャーとしてのパフォーマンス向上に寄与します。このトレーニングを取り入れる事によって、球速アップを目指しましょう。
ちなみにメディシンボールについては球速アップ直結!メディシンボールスローで筋出力を高める練習法5選でも解説しておりますので、良かったらご覧になってみて下さい。

筋肉の回復と成長を促す食事と栄養管理

ここでは筋肉の回復と成長を促す食事と栄養管理について解説していきたいと思います。
- 筋肉の材料になるタンパク質の適切な摂取
- 超回復をサポートする十分な休養時間
それでは1つ1つ見ていきたいと思います。
筋肉の材料になるタンパク質の適切な摂取
タンパク質は筋肉の主要な構成要素であり、球速アップを目指すピッチャーにとって重要な栄養素です。適切な摂取量は体重1kg当たり1.2~2.0gが目安とされております。
しかし、具体的な量というのは、個々の運動量や目標によって異なります。例えば、体重70kgの人であれば、84gから140gのタンパク質が必要になってくるんですね。
「そんなに多くのタンパク質を摂取するのは難しいかもしれない・・・」と感じている方もいらっしゃると思いますが、食事の工夫で十分に摂取する事が可能なんですね。
具体的には、下記の4つを積極的に取り入れる事が効果的です。
- 鶏肉
- 魚
- 卵
- 大豆製品
これらは高品質なタンパク質を含んでおり、筋肉の修復と成長を助けます。
また、プロテインサプリメントを活用する事によって、手軽に必要量を補う事も可能です。ただし、過剰摂取は腎臓に負担をかける可能性があるので、バランスが大切になります。
要するに、球速アップには適切なタンパク質摂取が不可欠であり、食事の工夫とサプリメントを活用する事によって、効率的にその量を確保する事ができるんですね。
超回復をサポートする十分な休養時間
超回復をサポートするためには、十分な休養時間が必要です。筋肉はトレーニング中ではなく、休んでいる間に成長します。この成長過程を超回復と呼びます。
トレーニング後、筋肉には微細な損傷が生じ、その修復過程で筋肉が強くなります。
この修復には時間が掛かり、一般的には48時間から72時間が必要とされています。「もっと早く成長させたい」と思う方もいらっしゃると思いますが、過度なトレーニングは逆効果です。
筋肉に十分な休息を与えないと、パフォーマンスが低下し、最悪の場合は怪我に繋がるんですね。したがって、週に2〜3回の筋トレを行ない、その間にしっかりと休息を取り入れる事が重要です。
また、睡眠についても超回復には欠かす事ができません。
質の良い睡眠は成長ホルモンの分泌を促し、筋肉の修復を助けます。これらを踏まえ、計画的な休養を取り入れる事によって、効率的な筋肉の成長と球速アップを実現できます。
ピッチャーの球速アップと筋肉に関するQ&A

ピッチャーの球速アップと筋肉に関する質問をいくつかご紹介したいと思います
- 毎日筋トレをした方が球速は上がりやすいですか?
- 腕の筋肉だけを重点的に鍛えても効果はありますか?
- 筋肉量が増えると投球フォームに悪影響が出ませんか?
それでは1つ1つ見ていきたいと思います。
毎日筋トレをした方が球速は上がりやすいですか?
球速を上げるために毎日筋トレをする事は必ずしも効果的ではありません。筋肉はトレーニングによって1度傷付き、その後の回復過程で強くなります。
この回復には時間が必要で、これを超回復と呼ぶんですね。
超回復の過程を無視して毎日筋トレを続けると、筋肉が十分に回復せず、逆にパフォーマンスが低下する事も考えられます。「毎日やらなきゃ・・・」と焦る気持ちもあるかもしれません。
しかし、適切な休息を取る事が重要になってきます。
効果的に球速を上げるには、週に2〜3回の筋トレと十分な休息を組み合わせる事が推奨されます。また、筋トレの内容も重要で、下半身や体幹を含む全身をバランス良く鍛える事が求められます。
こうしたトレーニング計画を立てる事によって、効率的に球速をアップさせる事が可能です。したがって、適度な頻度での筋トレと休息が、球速アップにおいて重要な要素になります。
腕の筋肉だけを重点的に鍛えても効果はありますか?
腕の筋肉だけを重点的に鍛えても、球速アップにはあまり効果がありません。理由は、投球動作は全身を使った複雑な運動であり、特に下半身や体幹の筋肉が重要な役割を果たすからです。
腕の筋肉を鍛える事によって、一定の力強さを得る事は可能ですが、投球のスピードを本当に上げたいなら、全身の連動性を高めるトレーニングが必要です。
投球の際、下半身の力をしっかりと地面から伝え、それを体幹で支えながら上半身に伝達します。
そして、最後に腕がしなやかに振られる事によって、ボールに最大のスピードが加わります。この一連の動作において、腕の筋肉だけを鍛えると、全体のバランスが崩れてしまいます。
なので、逆にフォームが不安定になる可能性もあるんですね。
「腕を鍛えれば良いのでは?」と考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、全身の筋肉をバランス良く鍛える事が、球速アップの鍵というわけなんですね。
したがって、全身を使ったトレーニングを心掛ける事が重要になります。
筋肉量が増えると投球フォームに悪影響が出ませんか?
筋肉量が増える事が投球フォームに悪影響を及ぼすかどうかは、筋肉の付け方とバランスが重要です。筋肉量が増えると、「動きが鈍くなるのでは・・・」と心配する方もいらっしゃると思います。
しかし、適切にトレーニングを行ない、柔軟性を保つ事によって、筋肉の増加はフォームの安定性やパフォーマンス向上に寄与します。特に野球では全身の連動が重要なんですね。
特定の部位だけでなく、全体の筋肉のバランスを考慮する事が大切になってきます。例えば、体幹の強化というのは姿勢をキープして、投球時のブレを防いでくれるんですね。
また、下記を取り入れる事で、筋肉の硬直を防ぎ、スムーズな動きを維持できます。
- 柔軟性を高めるストレッチ
- 動的なウォームアップ
要するに、筋肉量が増えたとしても、適切なトレーニングとケアを行なえば、投球フォームに悪影響を及ぼす事はまずありませんので、しっかりとトレーニングをしていきましょう。
まとめ:球速アップに必要な筋肉とトレーニング
今回は球速を上げたい野球ピッチャーの方に向けて、
- 球速アップに必要な筋肉
- ピッチャーにオススメの筋トレ方法
- 効果的なトレーニングのポイント
上記について、解説させて頂きました。
球速を上げるためには、特定の筋肉を鍛える事が重要になってきます。特に肩や腕の筋肉だけでなく、下半身や体幹の筋肉も重要な役割を果たしてくれるんですね。
これらの筋肉を効果的に鍛える事で、投球のパワーとスピードを向上させる事ができます。
現状で球速に伸び悩んでいる方も多いと思いますが、適切なトレーニングを行なう事によってその壁を突破する事ができます。是非、今回紹介した筋トレ方法を試してみて下さい。
今までの努力が無駄ではなかった事を実感し、さらなる成長を遂げられると思います。
これからもあなたの努力が実を結び、球速アップという目標に近づく事を信じています。積極的にトレーニングを取り入れ、目標達成に向けて一歩ずつ進んでいきましょう。




